中学生の夏休みの過ごし方!勉強時間や有意義に過ごすコツをご紹介

 

夏休みは1年間でもっとも長期のお休み。ダラダラと過ごすのも楽しいですが、やはり親としては、それだけでは心配ですね。

中学生は、塾以外の習い事や部活をしている子も多いと思います。
部活、習い事、勉強、遊びをバランスよくこなし、結果的に有意義な夏休みを送ってほしいものです。

そこで今回は、中学生が有意義な夏休みを過ごすための3つのコツ、そして夏休み中の理想的な勉強時間をご紹介します。

有意義な夏休みを過ごすためのコツ

3つのコツがあります。

コツ1.早寝早起き

早寝早起きが良いことは誰もが知っていると思いますが、夏休み期間中はこれをきちんと意識しておかないと、つい夜更かしと寝坊を繰り返してしまいます。

まだまだ成長中の中学生にとって早寝早起きはとても大事です。理由は以下の通りです。  

理由① 成長ホルモンは夜にたくさん分泌される

まだ成長過程にある子供たちにとって成長ホルモンは大切です。特に身長は、成長ホルモンが働くことで伸びるそうです。

その成長ホルモンは夜にたくさん分泌されるので、夜型、遅寝遅起きではダメなのです。

朝早く起きて、夜早く寝ることで、お子さんの成長を促しましょう!  

理由② 自律神経を整える

「自律神経を整える」や「自律神経のバランスが崩れる」とよく聞きますね。

これはどういうことなのでしょうか?

自律神経は、以下の2つで構成されています。

交感神経

車のアクセルのような働き。昼間の活動時に活発に働く。
緊張したり興奮したりしたときに、汗を出したり心臓の鼓動を速くしたりする。

副交感神経

車のブレーキのような働き。リラックスしているときに活発に働く。
夜間や寝ているときに内蔵の動きを高めたりメンテナンスを行ったりする。

これら2種類の神経がバランスよく働いていることを「自律神経が整っている」というのだそうです。

逆に交感神経が働く昼間に日光を浴びず、遅くまで寝ていると、交感神経は働きません。
また副交感神経が働く夜の時間に活動して、パソコン、テレビ、スマホなどの光を浴びると交感神経が活性化します。
こういう状態を「自律神経のバランスが崩れる」というのです。

交感神経と副交感神経の役割はなんと全身に関係しています。 例えば・・・

自律神経のバランスが大切なのが分かりますね。 そしてバランスを崩してしまうと、高血圧、睡眠障害、抑うつ状態になるなど、健康への影響は大きいです。 「自律神経を整え、自然に睡眠できる」状態を親子でキープできたら最高ですね。

理由③ 体内時計は変えられない

上でご紹介した
自律神経が整った状態=朝活動して、夜休み、自然に睡眠できる
これが人間本来の体内時計だそうです。

体温のリズム、ホルモンのリズムなどはこの体内時計に基づいてプログラムされています。
特に子供たちがこの体内時計を無視して活動してしまうと、心と体の発達に影響が出ます。
最初に書いた成長ホルモンも十分に分泌されません。 是非親子で早起きに取り組んでみてください。

親が仕事をしている間など、どのように自宅学習させるかについては、以下を参考にしてください。

*効率の良い勉強方法

 

コツ2.バランスの良い計画を立てる

バランスとは、部活、習い事、勉強、遊びのバランスです。

例えば、部活のお休みが週2日しかないお子さんの場合は、以下のように、他の項目を部活の前後にバランスよく入れてください。

メリハリをつけて、勉強に飽きることなく夏休みの最後まで続けられるようにしましょう。

 

コツ3.勉強の目的を明確にして勉強内容を決める

メリハリのあるバランスの良い計画を立てた後は、勉強の具体的な内容です。

部活と習い事にはそれぞれ目的があると思いますが、勉強の場合は、「志望校合格」などの遠い目的はあっても、目の前の目的がなかったりします。
目的が遠すぎると、勉強内容も定まらず、だらだらと、なんとなく勉強する⇒飽きるという現象が起こります。

これを避けるために、例えば「10月の英検に合格する」、「1学期に習った数学の問題集をすべて自力で正解するまでやる」など、具体的な目的を明確にしてください。そのあとは逆算して、8月末までに何を終わらせるかを決めます。

特に勉強があまり好きではないというお子さんには是非近い将来の目的を一緒に定めてください。

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理想的な勉強時間

続いては、夏休み中の理想的な勉強時間です。

もちろん学年や成績の状況、志望校によっても異なりますが、ここでは学年別に目安となる勉強時間をご紹介します。

中学1年生

1日2時間

内訳
宿題1時間+目的に沿った勉強1時間

中1の場合、目的に沿った勉強の中に、積み上げ式の科目である英語と数学の復習を入れるとよいと思います。
理由は、中1でつまずくと、中2以降、ますます分からなくなるためです。

宿題の内容が、ガッツリ復習なので、これ以上復習は要らないと思われる場合は、是非英検・数検・漢検の受験を目的の中に入れてみてください。

中学2年生

1日3時間

内訳
宿題1時間+目的に沿った勉強2時間

中2の場合、目的に沿った勉強を2時間に増やし、1教科1時間ずつやってみてください。
飽きずに続けることができると思います。前後期制の学校では、夏休み明けに定期テストが待っている場合があります。
その場合は、定期テスト範囲を1日1時間勉強すれば、高得点を狙えます。

3学期制でテストがすぐにない方は、是非英検・数検・漢検の受験を目的の中に入れてみてください。
また塾に通っているお子さんは、受験勉強を視野に入れて、塾の先生と一緒に学習内容を具体的に決めましょう。

中学3年生

1日6時間

内訳
宿題1時間+目的に沿った勉強5時間

中3の場合、夏休みはすでに受験前の大事な時期ですので、勉強の目的も「志望校合格」でよいでしょう。
部活も引退しているケースが多いと思いますので、1日6時間も無理ではありません。

ただ目的がはっきりしていても、夏休みが明けるまでに具体的に何を終わらせるかを一人で決めるのは難しいかもしれません。
その場合は是非学校や塾の先生に相談してください。

志望校の偏差値と現状、弱点などを考慮して、具体的な学習計画を立ててくれるはずです。

 

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