お子さんの将来を心配するお父さん、お母さんたちは、お子さんの成績アップを願うものですが、実際には
「うちの子は勉強が嫌いです。どうすればやる気を出してくれるのでしょうか」
というご相談を受けることも少なくありません。
そういう時ベストワン藤沢校では、まずは「学習目的の明確化」をオススメしています。
学習目的を明確にすると、その目的を達成するために勉強をするようになります。
この勉強が習慣となり、学習習慣が身につきます。
その結果、目的の達成と成績アップも付いてくるのです。
お子さんが「勉強嫌い」でお困りの保護者の皆さまへ。
勉強嫌い➡学習目的の明確化➡学習の習慣化➡目的達成&成績アップ
今日は、上記プロセスを実現させることの大切さを、実際のケースとともにご紹介します。
勉強嫌いになるきっかけ
まずは、勉強が嫌いになるきっかけです。
勉強嫌いの子は、最初から嫌いだったのでしょうか?
いいえ。最初は苦手意識もなく始める子が多いのです。しかしだんだん嫌いになってしまいます。
小学校3年生で、すでに3割の子が「勉強嫌い」と言うそうです。
主な原因は以下の3つです。
原因1 勉強が分からないから
まずは「勉強が分からないから」です。
これは大人でも容易に想像がつきますね。
例えば風邪をひいて数日間学校を休んでいる間に、算数の授業で「繰り上がりの足し算」をやったとします。学校に復帰すると、クラス全員が繰り上がりの足し算をすらすらと解いているのに、自分だけ解けなかったら、算数を嫌いになるきっかけになるでしょう。
中学、高校になると数学はさらに難しくなります。小学校のころから「わからない」を解決することはとても大事です。
原因2 勉強を強制されるから
「もうすぐ宿題をやろうと思ってたのに、『早く宿題しなさい!』って親に言われてやる気がなくなった」
というお子さんは多いようです。
親としては耳が痛いですが、「勉強を強制された」と感じさせては逆効果です。
自分のペースで自由に行動しようとする子供の欲求を抑えつけると
心理的リアクタンス(psychological reactance)
という、自由を回復しようと反発作用が働くそうです。
この場合、
親が要求した行動=宿題をやること
子供がやろうとした行動=宿題をやること
と、行動自体は同じなのにも関わらず、自由を奪われたと感じると、心理的リアクタンスは生じるのだそうです。
原因3 比べられるから
これもまた親にとっては耳が痛い原因です。
例えば「お友だちの〇〇くんは、もうアルファベット全部書けるんだってよ!」などです。
特にお子さんが英語の勉強を始めたばかりだったり、または塾に行き始めて、これから頑張ろうとしていたときにこんなことを言われたら、やる気も失せてしまいます。
さらに、兄弟姉妹と比べるのは最悪だとも言われています。
心に深い傷を負わせ、自己肯定感が持てなくなり、「勉強をしてもどうせ比べられるからやりたくない」という気持ちになります。
自己肯定感が持てないと、社会人になっても影響が出る場合がありますので気を付けたいものです。
学習目的の明確化→学習の習慣化
学習目的の明確化と学習の習慣化は、ベストワン藤沢校が特に強調していることです。
これらは、もちろん成績アップにもつながりますが、長い目で見ると「社会を力強く生き抜く大人」になるためのプロセスだと思っています。
このプロセスで重要なのは、先に目的を決めることです。
例えば本人が「勉強嫌い」と言っている状態で、学習習慣を身に着けさせようとするとき、ネットでググると、以下のようなアドバイスをよく見かけます。
- 勉強する時間を決めてスケジュール表を作る
- 学習環境を整える
- 節目の時に子供と約束事として決める
- 親は「勉強しなさい」と言ってはダメ
もちろんこれらも正しいと思います。
しかし私の経験では、本人がやる気になってくれない限り、これらを実行するのは難しかったです。
テレビで脳科学者が以下のように言っていたとき
「親御さんは、絶対に『早く勉強しなさい』と言ってはいけません」
「親御さんは、お子さんが勉強するようになるまで待つしかありません」
テレビに向かって「無理!」と言ったものです。
となると、先に「勉強嫌い」を克服し、「本人のやる気」を持ってきてもらうしかありません。これを実現させるのが、学習目的の明確化です。
ここからはECCベストワン藤沢校で実際に起こった成功事例をご紹介します。学校長に聞きました。
ケース1 小学校5年生の女子
目的:第一志望中学に合格すること
(・・? この目的は最初から明確だったのですか?

いいえ。最初は、中学受験は決めていたけど、第一志望校が見つかっていませんでした。そして勉強が好きなわけではありませんでした。
(・・? そこからどのように目的を見つけて、学習が習慣化されていったのですか?

中学受験にはよくあることなのですが、最初の第一志望校は親の第一志望校だったりします。そこで本人の希望を知るため、複数校を見学に行ってもらいました。学校の説明会やイベントに出て、先輩たちを見て、本人の肌感覚で希望する学校を絞っていきました。ただ「中学受験」という目的を明確にするだけでなく、その目的を出来る限り具体的にすることが大事なのです。そして、目的(ゴール)を決めた後は、そのゴールに向かって進むのみでした。もちろん課題を毎回作り、彼女に合った方法でルーティン化するための後押しはしました。それは私の得意技なので。
ケース2 中学2年生の女子
目的:海外の高校に入学すること
(・・? 勉強が嫌いだったと聞きましたが、どのように目的が明確になったのですか?

最初はやる気もなく、近隣の高校を受験する予定でした。
しかし高校への興味が余り見られなかったので話を聞いてみました。すると「みんなと同じ高校にはあんまり行きたくない」と言っていたのです。私が冗談ぽく「じゃあ海外の高校とか?」と聞くと、実は本人も同じことを考えていたけど、「無理だろう」と思っていたようです。そこでご家族とも協力して海外への進学を決めました。その後は、とにかく英語を毎日頑張るようになり、英語の成績が上がると、数学も頑張るようになりました。習慣化は後から付いてきた感じですかね。
ケース3 高校1年生の男子
目的:英検合格
(・・? この目的がどのように学習習慣につながったのでしょうか?

大学受験は決めていたのですが、英語の勉強が嫌いなうえ、受験がまだ先のことだったので、学習の習慣化ができませんでした。
そこで、今日からでも頑張るために、もう少し近いところの目的を提案しました。それが英検です。もともと真面目で向上心のある子だったのですが、英語は得意ではなかったので、この提案を受け入れてくれるか半信半疑でした。しかし「英検のために勉強して英語力が付くならやってみる」と、意外とすんなり納得しました。その後は、毎日単語を覚えるなどの課題を渡したことで、英語の勉強が習慣化されていきました。
親が出来ることは?
上記の事例のように、目的が明確になり、本人のやる気が出て、学習が習慣化されたら、正直、親の出番はないですね。待つのみ。あの脳科学者は正しかったということになります。
親はやはり強制したりせず、サポートに徹するということでしょうか。ほめることも大事なサポートですね。
また目的が見つからない場合のサポートは大事かもしれません。ただ私も含め親というのは、サポートの度が過ぎて、アドバイスや提案をしすぎたり押し付けたりしがちです。
そういう時は、学校の先生や塾の先生と連携すると良いかもしれません。
まとめ
おさらいしますと、勉強嫌いなお子さんには、そのお子さんに合った学習目的を明確にします。
目的が決まったら、目的達成に向けていよいよ勉強です。
目的が明確なら、学習習慣が身に付きます。
その結果、目的の達成と成績アップが付いてきます。
このプロセスを学生時代に体験できれば、社会を生き抜く力も付きます。
親ができることは、サポートのみ。サポートの仕方に困ったら、学校や塾の先生と連携してください。
また、目的達成のための学習計画に困ったら、是非ベストワン藤沢校までご相談ください。