期末テストに向けて中間テストの解き直し方法を解説-中学生編-

 

テストの解き直しはしていますか?
期末テストに向けて、中間テストの解き直しをすることは、実はとても大切なのです。
今回は、テストの解き直し方法を、当校独自の手順でご紹介します。

中間テストの解き直しが必要なワケ

期末テストの範囲が
「前回の中間テスト後の内容から」
と言われた場合、
「じゃあ中間テストの復習は要らないか」
と思いがちですが、そうではありません。

特に積み上げ型の数学と英語は、必ず中間テストの解き直しをしましょう。

理由は二つ。

①期末テストの範囲を理解できないから

特に積み上げ型の教科の場合は、中間テストの範囲を理解していなければ、期末テストの範囲を理解することはできません。

数学
例えば中1の場合、正負の数の計算が分からなければ、期末テスト範囲の文字式の計算は理解できない。

英語
例えばbe動詞と一般動詞の仕組みの違いが曖昧なままだと、期末テスト範囲の三単現(三人称単数現在形)は理解しづらい。

②中間テストには重要ポイントが含まれているから

テスト問題は、その範囲の重要ポイントを含んでいます。
ですので、まずは中間テストの解き直しをしてほしいのです。
その結果、自分の弱点が分かります。
また、どの問題を多く解くべきかが見えてきます。

 

解き直しの方法

それではいよいよ解き直しの方法です。

①解き直しをする問題を選択する

ここがベストワン藤沢校の大きな特徴です。
他の学校や塾では、「間違えたすべての問題を解き直しましょう」と言われるかもしれません。

ベストワン藤沢校では少し違います。

必ずしも、自分がミスした問題全てを解き直しする必要はない、ということです。
中間テストの点数プラス15点から30点分くらいを目安に、自分の状況に合わせて選ぶと良いと思います。
今回90点だった人はプラス10点分を、今回70点や60点だった人はプラス15点または20点分を、などです。

当校では、以下のように選択します。

中間テストで90点を取った人

90点を取った人は、間違えた問題のすべてを選択して、解き直ししてもらいます。
つまり、10点分の問題です。
10点分の範囲は、そんなに広くないですし、ここをしっかり復習することで、次回は100点を目指せます。

中間テストで60点を取った人

60点を取った人には、当校の講師が、期末テストで15点~20点アップさせるための問題を選択します。

選択の基準は、以下の通りです。

  • 期末テストの範囲を理解するうえで重要な個所
  • あと少しで正解できる個所

🍀理由

間違った全問題を解き直し、理解し直しとなると、たいていの子は途中で嫌になってしまうためです。
モチベーションが下がり、復習の大切さを感じることもできません。

しかし15点~30点アップのための問題に絞り、その結果、例えば20点アップすると、復習の大切さを知るだけでなく、学習習慣が身につく子が多いのです。

Aさんの場合

英語の中間テストが50点だった生徒さんがいました。点数が良くなかったため、やる気はますます低下。
そこで講師は、間違った問題の中から「期末テストに関連していて、さらにある程度理解している」個所を選択し、解説しました。ある程度分かっていたので、Aさんはすぐに理解し、類似問題も正解しました。

講師は
「ここが分かっていれば、期末テストで10点はアップするね」
と励まします。

そうなると、全く理解していない個所の解説をしても、「あと10点分!」という気持ちがあり、モチベーションを下げずに取り組んでくれました。

結果的に20点アップしたAさんは、最終的に英語が得意科目になりました。

 

②間違えた原因を見つける

解き直し問題の選択が完了したら、その問題をノートに書き出します。

その後、解けなかった原因は、以下のいずれかに該当するかを確認しましょう。

  • 理解不足または知識不足
  • 理解はしているが◯をもらえるまでの解答が書けなかった
  • ケアレスミス

原因の判断が難しい場合は、学校または塾の先生に手伝ってもらいましょう。

ベストワンではこの原因をしっかり突き止めます。

 

③知識や解き方を復習する

間違えた原因が分かったら、その問題の復習をします。

間違えた原因ごとに解説します。

理解不足または知識不足

教科書・問題集・学校のノートを使いましょう。
一度見たことのあるこれらを見ることで、記憶が呼び起こされ、何度も復習することで長期記憶につながる可能性が高いです。

それでも理解できない個所については、学校や塾の先生に聞いて、しっかり理解することが大切です。

⚠「理解したつもり」には注意です

勉強してもテストの点数が上がらない人は「つもり」が原因かも!?

理解はしているが◯をもらえるまでの解答が書けなかった

類似問題の解説を読んでみましょう。
全くの理解不足・知識不足とは違い、解説を読んだだけで「そうだったのか!」とすっきりすることがあります。

ケアレスミス

ケアレスミスでの不正解は悔しいですが、自分の弱点を知るチャンスです。
ミスしやすい個所をきちんと把握していれば、次の試験では確実に正解できます。

 

④問題を解いて答え合わせ

復習が終わったら、以下の手順で解き直しをしてみましょう。

1. 時間を計る

できればテストと同じ時間内で解き直してみましょう。

テストのときのような緊張感をもつことで、集中力がアップし、正解率も上がります。

2. もう一度間違えた問題にはチェックをつける

解き直しの際に間違えた問題には、チェックをつけます。
ここで落ち込むことはありません。自分の弱点が分かったのですから。

また、正解はしたけど、自分で「まだちゃんと理解しているか怪しい」と感じる個所にもチェックを付けてください。

3. 何度も反復する

もう一度間違えた問題は特に、類似問題を何度も解きましょう。
一度正解しただけでは「理解したつもり」になる可能性があります。

参考書や問題集から類似問題を選ぶときは、学校や塾の先生に手伝ってもらうと確実です。

期末テスト頑張ってください!!

ECCベストワン藤沢校では、5教科のほか、英検対策にも力を入れています。

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監修:河原紀夫
アカデミー湘南!やれば出来る、やる気学習ゼミ 学校長

横浜生まれ、鳥取育ち。
東京外国語大学外国語学部(現国際社会学部)中退、青山学院大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科中退。
大学生時代に塾講師として教壇に立ち、そのまま塾業界へ。塾業界28年。
「先生、できた!」「先生、ここが分からないんですけど」が大好物。
3歳から慣れ親しんだ自然も、田舎暮らしの中で憧れた都会の喧騒もどちらも好み、そのどちらも共有できる神奈川県藤沢市に在住。
都会と田舎を行き来するドライブと読書が趣味。養老孟司と大森正蔵とマーク・トゥエイン、J・D・サリンジャーを愛読。

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