リスニングは大丈夫ですか?4つのポイント教えます!

 

2020年度(2021年1月実施)からセンター試験が共通テストになり、リーディングとリスニングの配点が同じになりました。

リスニングを鍛える方法として、ECCベストワン藤沢校ではシャドーイングディクテーションをお薦めしていますが、自宅でもできる練習法として、今回は4つのポイントをご紹介します。

シャドーイングとディクテーションに関してはこちら

 

今回は学校長に解説してもらいましたが、納得でした!
地味な作業ではありますが、学校長に言われた通りに真面目に取り組めば、リスニング力アップは間違いないと確信しました。

「苦労知らずでリスニング力アップ!」「遊び感覚で聞けるようになる!」などとは言いません。一緒に地道に頑張りましょう。

 

リスニング力アップのための4つのポイント

コツコツと単語力を上げる

 

 単語暗記はやはり基本なんでしょうか。確かに知らない単語は聞けませんね。逆に知ってる単語ばかりが聞こえてきたら、だいたい意味は分かりそうですね。


学校長

はい。見たり聞いたりしたことのない言葉は、聞き取れません。たとえ知っている単語ばかりであっても、実際の会話は単語と単語がくっついて聞こえる「リンキング」サウンドで聞こえてきます。海外のスタバで注文し終わった後に現地のスタッフが私に言った、「アンジャネーノ?」。未熟だった私は、「日本人はコーヒーに砂糖ではなく、あん(あんこ)を入れるんじゃねーの?」と解釈しました。来たなアメリカンジョーク。と思って笑っていたのですが。その後、And your name?と、スタッフは私の名前を聞きたかったんだと知った時の衝撃はもう。「海外では注文の後に名前を聞くことがある」らしいです。
少し脱線したようですが、リンキングサウンドがあったとしても、あきらめるのは早いです。単語・熟語を知っていれば、人物や場面の前後設定など一定の「流れ」はつかめるはずです。単語力をアップさせて、そこを先に捉えると聞き取りもし易いでしょう。

 

聞き流しNG

昔、「FENを毎日聞いていれば、だんだん英語が聞き取れるようになるよ」と言われましたが、全然効果はありませんでした。
※FEN:Far East Networkという米軍向けラジオ。英語放送。現在はAFN (American Forces Network)という。


学校長

聞いてる内容に意識を向けないで耳に入ってくる、という状態を「聞き流し」と言うならば、聞き流しでリスニング力が向上することは絶対に無理です。意識しなくても耳に入ってくるだけでいいのであれば、睡眠中に音声を流しても聞こえるようになるはずです。なので、聞き流しは意味がないでしょう。

 

スクリプトを見ながらリピートする

リスニングで流れる原稿(スクリプト)をきちんと見ながらリピートするということですね。


学校長

はい。これは上で言ってきたこととつながっています。何と言っているのか知らないまま聞いていても、リスニング力はつきません。スクリプトを見て、何と言っているのか分かりながら、「この部分をこんな風に発音しているんだ!」と気付きがありながら進める必要があります。

お薦めの教材とかありますか?


学校長

私はイングリッシュ・ジャーナル(ENGLISH JOURNAL)という雑誌を利用しました。市販教材ですので、どこでも手に入ります。また、学習用ですので、日本語訳や英語学習に役立つ情報が満載です。いわゆる「時の人」のインタビューも取り上げられているので、当時ミーハーだった私はすぐに食いつきました。

たまに、洋楽を聞くといい、という記事を見ますが…?


学校長

最初の興味付けのためにはいいかもしれません。最初は何と言っているかわからないけど、かっこいい曲調が気に入って聞いてたら、歌詞も気になって、という風に。これまでに言っていた通り、何と言っているのか歌詞を確かめてみて、「確かにこう言ってる、言ってる!」って感じで聞き取らなければ、リスニング力は全くつきません。逆に、学習のためだからと言って、自分が興味もない洋楽を聞くことから始めようとするのは逆効果かもしれません。実は歌の中の言葉を聞き取るのは、結構難易度が高かったりします。日本語の歌でも、何と言っているのか聞き取りにくい曲ってあったりしませんか?

 

スクリプトを見ながら一緒に話す

重ねて読むということですね。自分とネイティブの違いが分かっていいかも!?


学校長

そうなんです。英語学習法で言うところの「オーバーラッピング」というやり方が1番効果的です。意味の分かっているスクリプトを見ながら、音声と同じ速度で同じ抑揚で、音声に重ねてスピーキングするのです。モノマネに近いです。でも、何と言っているのか、また、言っている意味を分かりながら行うわけですね。CDの内容全部をオーバーラッピングするのは、相当ハードです。最初は1文でもいいんです。そこから2文、1段落、最後には全体という風に増やしていきます。増やせる人はもっと増やしてもいいですが、それが必ずしも必要ではないことを言っておきます。オーバーラッピングできるようになった部分、最低でも1段落くらいは頑張って欲しいところですが、そこを何度も繰り返してやるだけでも大きな効果があります。ちなみに、1段落をオーバーラッピングできるようになるには、私は30回、いや50回くらいは練習が必要でした。いざできるようになれば、もっとスピーキングしたくなってきます。だって、ネイティヴみたいに話せるんですからね。

イヤホンとかした方が最初は集中しやすいですかね?


学校長

イヤホンをするしないは関係ないと思います。集中しやすい方で良いと思います。

この重ねて読むことで、英語のリズムが入ってくるってことですかね?実際にリスニング力が上がるのですね?


学校長

スピーキングの向上とリスニングの向上が密接に関係しているのは確かです。密接に関係しているというか、同じこととして捉えた方がいいですね。「Let it go」は、自分が話し手の時には「レット イット ゴー!」と発声するけど、自分が聞き手になった時には「レリゴー」と聞く。覚えることが倍になっているし、そんな分けて考えるなんて覚え方、考え方は全くナンセンスじゃないでしょうか。英語を聞き取るのにも発音するのにも、英語特有の抑揚・強弱に慣れることがポイント。ネイティヴの発音をモノマネすることで、リスニングとスピーキングが同時に学習できるのです。

リスニング力アップのために、参考にしてください。
ひとりでは不安だという方は、是非ご相談ください。

 

無料体験予約やご相談について

無料体験予約・資料請求はこちら

ご相談・お問合せはこちら

キャンペーン情報

 

ページ上部へ