英検は中学受験に役立つの?活用例と注意点をご紹介します!

 

こんにちは。ECCベストワン藤沢校です。

近年英検受験者は増え続け、当校の「英検対策コース」への問い合わせも増えています。
それとともに、以下のような問い合わせもあります。

「小学校から英検を受けることを勧められましたが、中学受験にも役立つのですか?」
「英語が受験科目に入っている中学校はそんなに多いのですか?」

そこで今回は、中学受験における英検の活用例注意点についてご紹介します。

💡こんな方にオススメです↓↓

  • 具体的には英検を中学受験にどう使うのかを知りたい方
  • 中学受験に英検を導入している学校がどのくらいあるのかを知りたい方
  • 中学受験では他の科目も大事なのに英検をそんなに重視すべきなのかを知りたい方

中学受験での英検活用例

中学受験では、国語・算数・理科・社会の4教科が基本です。
ただし、英語を受験科目として導入する中学校が増えているのも事実です。
2021年の春は、143校の中学校が英語を採用しました。

詳しくはこちら

 

それと同時に、英検を活用するチャンスも増えています。
具体的にはどのように活用できるのでしょうか?

①得点化または学科試験の免除

英検を取得していると、英語の試験の得点として換算されたり、100点扱い、つまり学科試験が免除となることがあります。

ベストワン藤沢校の地元でもある「湘南白百合学園中学校」では、英語資格入試という試験があり、以下のような得点化を実施しています(2022年度)

試験名:英語資格入試

試験科目:国語、算数、英語資格

実用英語技能検定の3級以上を得点化する。

1級・準1級 100点
2級 90点
準2級 70点
3級 30点

 

3級以上を対象とする学校が多いですが、学校によって基準が異なるため必ず事前に確認してください。

②加点

級ごとに応じた点数が当日の試験に加点される場合があります。

例えば神奈川県逗子市にある「聖和学院中学校」では、以下のような加点基準を設けています(2022年度)。

★100点満点の英語試験

3級 5点
準2級 10点
2級 20点
準1級以上 30点

 

英検3級は中学卒業レベルなので、「3級の5点」を少ないと感じる方もいるかもしれません。しかしまだ小学生のお子さんは特に、一般入試では緊張しがちです。
この5点があることで合格ラインに達したり、またお子さんの緊張をほぐす要因になったりする場合もあります。

⏩英検の各級のレベルについてはこちらを参照してください。

③その他の優遇措置

上記のほかにも、英検取得者に対する優遇措置があります。

★淑徳SC中等部
英検5級以上取得者は給付制奨学金制度の対象者(2021年度)

★神田女学園
英検準2級以上取得者は特待Ⅲ(入学金免除)の対象者(2022年度)

 

このほかにも、英検級ごとに点数化し(例:3級:70点、準2級:80点、2級:90点)、「当日の得点と比較し高い方を判定に使用」とする学校もあります。

このように優遇措置は学校によって様々です。慎重に確認してください。

 

英検活用時の注意点

続いて英検を活用する際の注意点についてご紹介します。

毎年見直される優遇措置に注意すること

最初のセクションでは「活用例」としていくつかの優遇措置をご紹介しました。
しかしこれらの内容は毎年見直されます。

志望校が決まっている人も、決まっていない人も、できれば学校や塾の先生と一緒に、以下について確認してください。

優遇措置を実施しているかどうか

志望校が決まっている人は、その学校が英検取得者に対する優遇措置を実施しているかどうかを確認します。
上で紹介した通り、それが得点化なのか、加点なのかなど、細かく把握することが重要です。

英語を導入している学校に興味があるかどうか

志望校が決まっていない人は、英語を導入している学校をチェックして、その学校に興味があるかどうかを確認してください。
入試科目として英語を採用する学校の多くは、英語を使ったイベント・取り組み、または留学制度があったりします。
お子さんが「英語の行事が楽しそう」、「短期留学してみたい」など、興味があるようでしたら、英検取得者を対象とした優遇措置をチェックします。

英検何級を対象としているか

志望校が英検取得者への優遇措置を実施している場合、何級を対象にしているかを確認します。
学校によってさまざまなので、きちんと確認して、目指すべき英検級を決めてください。

対象検定が英検であるかどうか

優遇措置の対象が英検以外の場合もあります。
例えば「CEFR A2以上の英語資格取得者は筆記試験免除」というケースもあります。
CEFR以外にもTOEFL JuniorTOEFL Primaryを対象検定にしている学校もありますので注意していください。

(・・? CEFRとは
正式名称:The Common European Framework of Reference for Languages
語学のコミュニケーションスキルを示す国際標準規格としてヨーロッパで広く認知されている。
A2は基礎レベルです。

 

(・・? TOEFLとは?
1964年に米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発された、英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテスト。


TOEFL Junior
世界の中高生を主な対象にデザインされ、海外の中学・高校の授業や、友達との会話などを題材に「読む」「聞く」の2技能において「どれだけ英語が使えるか」を測る。

TOEFL Primary
世界の英語を母語としない小中学生を主な対象にデザインされ、英語運用能力の「伸び」を世界基準で測定する。

 

英検をどこまで重視すべきか正しく判断すること

最初にも書きましたが、中学受験では、国語・算数・理科・社会の4教科が基本です。

また英語導入校の一般的な試験制度は、選択制です。
選択の種類は以下の通りさまざまです。

  • 国語、算数、英語から2科目選択して受験する
  • 社会と理科の代わりに英語で受験する
  • 算数と英語の2科目で受験する
  • 英語のみの1科目で受験する
  • 以下2つの試験内容から選択して受験する
     ●4科(国語・算数・理科・社会)と面接
     ●3科(国語・算数・英語)と面接

これらをよく検討し、「英語を選択しない」という判断もアリだということです。

また英検取得を目指す場合であっても、「高い級の方が加点の点数が良いから」という理由で、あまりに高いレベルを設定しすぎると、基本の4教科が疎かになってしまいます。
十分に注意してください。


学校長

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