英検とTOEICならどっちを受けるべき?学生さんなら英検がオススメ!

 

英検とTOEICといえば、日本で非常に有名な英語検定試験ですね。

では英語の資格として持っておきたいのは、どちらなのでしょうか?

学生さんの場合は英検をお勧めしています!

その理由も含め、今回は以下についてご紹介したいと思います。

  • 英検とTOEICの違い
  • 英検をTOEICのスコアに換算
  • 何故学生は英検を受けるべきなのか

最後にTOEIC受験に向いている人についても触れています。

英検とTOEICの違い

英検とTOEICでは、どのような違いがあるのでしょうか?問題数、料金などの形式面、そして試験内容についても比べてみました。

形式の違い

成績結果

英検

合格または不合格で通知されます。
また各セクションのスコア、総合スコアも通知されます。

TOEIC

10点から990点までのスコアが通知されます。

試験科目と時間

英検

英検は、5級から1級まで分かれています。
5級と4級には2次試験はありませんが、4技能化の一環として結果に影響しないスピーキングテストがあります。

   1次試験  2次試験
  筆記 リスニング 面接
5級 25分 20分 約3分
*スピーキングテスト
4級 35分 30分 約4分
*スピーキングテスト
3級 50分 25分 約5分
準2級 75分 25分 約6分
2級 85分 25分 約7分
準1級 90分 30分 約8分
1級 100分 35分 約10分
TOEIC

TOEICといえば、多くの人が「TOEIC® Listening & Reading Test (L&R)」を受験しますが、他にも以下のような種類があります。

  リスニング リーディング ライティング スピーキング
Listening & Reading Test 45分 75分
Speaking & Writing Tests 60分 20分
Speaking Test 20分

初・中級者向けのTOEIC Bridge®というテストもあります。
詳しくはTOEIC公式ホームページをご覧ください。

問題数

英検
  1次試験 2次試験
5級 50問
4級 65問
3級 61問 6問
準2級 68問 6問
2級 69問 5問
準1級 71問 5問
1級 69問 1問
TOEIC
  リスニング リーディング ライティング スピーキング
Listening & Reading Test 100問 100問
Speaking & Writing Tests 8問 11問
Speaking Test 11問

解答方式

英検

5級と4級はすべてマークシート。
3級からはマークシートと記述があります。

TOEIC

全てマークシート。

受験料

英検(本会場で受験する場合)
5級 3,900円
4級 4,500円
3級 6,400円
準2級 7,900円
2級 8,400円
準1級 9,800円
1級 11,800円
TOEIC
Listening & Reading Test

7,810円

※一度申し込むと、1年後の同月から3ヵ月間に実施される公開テストのうち1回が割引価格7,150円で受験できます。

Speaking & Writing Tests

10,450円

※インターネット申込のみ

Speaking Test

6,930円

※インターネット申込のみ

 

試験内容

単語

英検

級ごとによって試験問題が分かれているので、5級から1級へと徐々に難しくなります。
問題集などで必要な単語レベルも分かるため勉強しやすいです。

TOEIC

一つの問題しかないため、英語初心者には難しいかもしれません。範囲は日常会話や初歩的なビジネスシーンを想定したものが多いようです。

文法

英検

リーディングセクションにおいて文法問題が出ます。短文の穴埋め方式です。

TOEIC

「TOEIC® L&R」のリーディングセクションはパート1〜7で構成されており、パート5で文法問題が出題されます。短文の穴埋め方式です。

リーディング

英検

文章量はそれほど多くなく、丁寧に読み解く力が問われます。

TOEIC

文章量が多く、制限時間内に100問の問題に答えなければならないため、速読力と情報処理能力が問われます。

リスニング

英検

内容は級によってことなりますが、すべての級でリスニング問題が出題されます。会話文、物語文、説明文などです。
上でも示しましたが、リスニングの時間と問題数は以下の通りです。

5級 20分 25問
4級 30分 30問
3級 25分 30問
準2級 25分 30問
2級 25分 30問
準1級 30分 29問
1級 35分 27問
TOEIC

パート4まであり45分間で100問の問題に答えなければなりません。
構成は以下の通りです。

パート1 写真描写問題 6問
パート2 応答問題 25問
パート3 会話問題 39問
パート4 説明文問題 30問

スピーキング

英検

3級以上になると二次試験として面接試験があります。

二次試験の内容は、以下を参考にしてみてください。

🔷英検3級の出題傾向と勉強法 -面接-

🔷英検準2級の出題傾向と勉強法 -面接-

🔷英検2級の出題傾向と勉強法 -面接-

TOEIC

スピーキングの試験は、「TOEIC Speaking & Writing Tests」と「TOEIC Speaking Test」で実施されます。

同じ構成で所要時間は約20分、問題数は11問です。

★英検合格に必要な勉強時間の目安を知りたい方はこちら

🔷英検合格に必要な勉強時間は?級別に細かく提案します!

 

英検をTOEICのスコアに換算

上記のように、英検とTOEICは形式も試験内容も違うため、「英検〇級はTOEIC〇〇点に相当します」と断言することはできません。

ただし一般的な目安は以下の通りです。参考程度に確認してください。

 

何故学生は英検を受けるべきなのか

英検とTOEICの違いはだいたいお分かりいただけましたでしょうか?

ここでは何故学生はTOEICよりも英検を受けるべきなのかについてお話しします。

①無理なく無駄なくステップアップできる

英検の場合は級ごとに試験内容が違うため、今の自分に合った級の勉強ができます。

例えば英語初心者なら5級のためだけの勉強をして、徐々に上の級を目指すことができます。

TOEICは、簡単な問題から超難解な問題まで、リスニングセクションとリーディングセクションを合わせると200問解かなければなりません。

学生の場合は、最初からこの200問に立ち向かうより、自分に合った英検級の合格を目指すほうが、無理なく、無駄なく自分の英語力をステップアップさせることができると思います。

②合否が出るので達成感を味わえる

英検は、TOEICと違って合否が出ます。これが学生には励みになるのです。

また例えば「英検2級合格」という少し上の目標を立てることで英語学習のモチベーションが上がり、合格して味わう達成感によってさらに上がります。

③受験に役立つ

英検は受験にも大いに役立ちます。

中学受験、高校受験、大学受験すべてにおいて英検を切り離すことはできません。

例えば中学受験の場合、英検の取得者に対し、加点・試験免除などの優遇措置を設けている学校は60校以上あります。

高校受験では、英検を取得していると内申点に加点できる高校があります。

さらに大学受験では、加点や入試科目免除だけでなく、入学後の奨学金給付や学費免除を採用している大学もあります。

★詳しい英検のメリットについてはこちら

🔷受験に役立つ英検!小学生・中学生・高校生別に英検のメリットを紹介

 

TOEC受験に向いている人

TOEIC受験に向いている人は以下の通りです。

  • ビジネス英語を習得したい人
  • 就職や転職を考えている人

TOEICは、ビジネス英語に関する問題が多く出されます。英語を使って仕事をしたい人にはTOEICがお薦めです。

求人情報を見ても「TOEIC750点以上」などの条件が載っている場合があります。

派遣会社の求人では「TOEIC850点以上の方は時給1800円」など、条件が良くなる場合もあります。

TOEICは、ビジネス英語ができる人材の判断基準になっているようです。

 

無料体験予約・資料請求はこちら

ご相談・お問合せはこちら

キャンペーン情報

 

 

 

ページ上部へ