英検2級の出題傾向と勉強法 -面接-

 

こんにちは。ECCベストワン藤沢校です。

英検の二次試験は面接ですね。

どうしても緊張してしまうため、簡単な挨拶の時でさえ頭が真っ白になったりします。

しかし知っていましたか?後半で4つの質問をされるのですが、この部分以外は、面接委員のセリフは決まっています。つまり、面接委員の決まったセリフの返事は事前に準備しておくことができるということです。

そして、この決まった部分のシナリオを頭に入れておくと、4つの質問以外のところでは全く緊張しないという現象が起きるのです。4つの質問に答える練習も重要ですが、それ以外の部分のシナリオを完全に頭に入れておくことがもしかしたら最優先かもしれません。

今回は英検2級面接の出題傾向と勉強法を面接全体の流れを示すシナリオ」と「4つの質問のポイント」に分けてご紹介します。

最後には質問が聞き取れなかったときのポイントもご紹介しますので、そちらも参考にしてください。

 

 

シナリオ

 

以下が全体のシナリオです。

勉強法としては、以下のシナリオをスマホなどで表示させて、面接ごっこを繰り返しやりましょう。

 

受付の後、控え室で待機します。「面接カード」を渡されたら、氏名・個人番号などを記入しましょう。

その後は係員の指示に従って移動し、名前を呼ばれたら、荷物は持ったまま、ノックをして入室しましょう。

※携帯電話は電源を切り、携帯電話収納ケースに入れて、首から下げます。

入室~着席


面接委員


受験者

Hello.
(こんにちは)

Hello.
(こんにちは)
Can I have your card, please?
(面接カードを渡してもらえますか?)

Yes. Here you are.
(はいどうぞ)

Thank you.
(どうもありがとう)

 

Please have a seat.
(どうぞおかけください)

Thank you.
(ありがとうございます)

 

名前・受験級の確認

My name is ~.
(私の名前は~です)
May I have your name, please?
(お名前をうかがえますか)

Yes. My name is ~.
(はい。私の名前は~です)
Mr. / Ms. ~, this is the grade 2 test, OK?
(~さん、これは英検2級の試験ですがよろしいですか)

OK.
(はい、大丈夫です)

How are you today?
(今日の調子はいかがですか)
I’m fine, thank you.
(元気です。ありがとうございます)

 

問題カードの黙読と音読

OK. Now, let’s start the test.
(ではテストを始めましょう)
Here’s your card.
(これがあなたのカードです)

Thank you.
(ありがとうございます)
First, please read the passage silently for 20 seconds.
(最初に20秒間,英文を声に出さずに読んでください)
—パッセージ(英文)の黙読—
All right. Now, please read it aloud.
(はい。今度は声に出して読んでください)
—パッセージ(英文)の音読—

 

質問に答える

Now, I’ll ask you four questions.
(では今から4つの質問をします)
No.1. According to the passage —.
(質問1。パッセージによると—)
—質問1を読む—

—質問1に答える—

No. 2. Now, please look at the picture and describe the situation.
(質問2。それでは、イラストを見て状況を説明してください)
You have 20 seconds to prepare .
(準備する時間は20秒です)
Your story should begin with the sentence on the card.
(「問題カード」に印刷された1文から始めてください。)

—20秒間準備をする—

Please begin.
(では始めてください)

—質問2に答える—
(One day, –など)
Now, Mr./Ms.~, please turn over the card and put it down.
(~さん、カードを裏返して置いてください)
—カードを裏返す—
—質問3を読む— —質問3に答える—
—質問4を読む— —質問4に答える—

 

問題カードの返却、退室

All right. Mr./Ms. ~, this is the end of the test.
(~さん、これでテストは終了です)
Could I have the card back, please?
(カードを返していただけますか)

Here you are.
(はいどうぞ)
Thank you.
(ありがとうございます)
You may go now.
(退室していいですよ)
Thank you.
(ありがとうございます)
Goodbye.
(さようなら)
Have a nice day.
(良い一日を)
You too.
(そちらこそ良い一日を)
Goodbye.
(さようなら)

 

4つの質問に回答する際のポイント

 

上のシナリオをしっかり頭に入れたら、あとは質問1~4に答えられるようにしましょう。

質問別に出題傾向とポイントをご紹介します。

勉強法としては、以下のポイントを意識しながら過去6回分の問題をやってみてください。

質問1

シナリオで示した通り
According to the passage
と言われた後に、パッセージの内容について質問されます。

ポイント① ”so”、”In this way”、”by doing so”の前に答えがある

上のどれかがパッセージの中に出てきたら、答えはこのフレーズの前の文章です。この文章を使って答えましょう。

ポイント② 質問が “How” なら “by” で答える

質問1は、Howで始まることが多いです。この場合はBy ~ingで答えると覚えておきましょう。

パッセージの例
Many people use products made from recycled paper, and by doing so, they try to make the environment better.
または
Many people use products made from recycled paper, and in this way, they try to make the environment better.

質問例
How do many people try to make the environment better?

解答例
By using products made from recycled paper.

💡質問文を見つけ、その前にby doing soまたはin this wayがあったら、その前の文章をby —ingに変えましょう!

ポイント③ 質問が”Why”なら”Because”で答える

質問1がWhyで始まることもあります。この場合はBecauseで答えると覚えておきましょう。

パッセージの例
Many schools are worried about children’s health, so they are starting programs to teach good eating habits.

質問例
Why are many schools starting programs to teach good eating habits?

解答例
Because they are worried about children’s health.

💡質問文を見つけ、その前にsoがあったら、その前の文章の前にBecauseを付け、主語を代名詞に変えて答えましょう!

 

質問2

質問2はイラストAについてです。
まず、以下のように言われます。

Now, please look at the picture and describe the situation.
You have 20 seconds to prepare.
Your story should begin with the sentence on the card.


意味は、上でも載せましたが、以下の通りです。

それでは、イラストを見て状況を説明してください。
準備する時間は20秒です。
「問題カード」に印刷された1文から始めてください。

これを言われたら、以下のポイントを参考に準備・回答してみてください。

ポイント① 最初に読み上げる1文をチェック

準備の20秒が始まったら、最初に読み上げる1文にすばやく目を通し、登場人物の名前とトピックを理解しましょう。

読み上げる文章の例:
One day, the Sasaki family went to an art museum that offered childcare services.

この場合、『佐々木さんちが博物館に行った。childcare servicesだから育児サービス、託児所があるってことかな』
と理解できれば十分です。

ポイント② イラスト3コマの内容をチェック

残りの時間は、イラスト3コマを見て内容を確認します。
頭の中で「お父さんはこうして、お母さんはこうして、こう思ってて…」という程度で良いと思います。

20秒が経過すると、面接官が以下のように言います。

Please begin.
では始めてください。

これを言われたら、以下のポイントを参考に説明を始めてください。

ポイント③ すべて過去形に!

最初に読む文章は過去形なので、説明するときも過去形・過去進行形を使ってください。
慎重に動詞を過去形にしてください。

回答例:
Mr. sasaki was putting his bag into a locker.
(佐々木さんはバッグをロッカーに入れていました。)

ポイント④ 直接話法がオススメ

イラストには必ずセリフの入った吹き出しが出てきます。ここではShe said to him, ” —- “という直接話法を使った方が簡単です。” —- “の中に吹き出しの中身をそのまま入れられますからね。
She told him that —などの間接話法を使う場合は、吹き出しの中のセリフを過去形に直してからthatの後に入れなければなりません。注意してください。

直接話法の解答例:
He said to her, “They’ll take care of our baby”.

間接話法の解答例:
He told her that they would take care of their baby.

ポイント⑤ イラストとイラストの間のフレーズは必ず読むこと

イラストとイラストの間にはten minutes later(その10分後)などのフレーズが入っています。
次のイラストに行く前に必ずこれを読みましょう!

★ looking forward to
イラストの中の人物がニコニコしながら何かを想像している絵が良く使われます。
例えば以下のような感じです。

こういうときは、looking forward toが使いやすいので覚えておいてください。

解答例:
She was looking forward to surfing.

💡過去形のwasにすること、toの後は名詞形にすることもお忘れなく!

 

質問3

質問3は、「問題カード」の話題と関連性のある質問です。

Some people say thatから始まるケースが多く、他の人の意見を紹介した後、以下のように質問されます。

What do you think about that?
(あなたはどう思いますか?)

つまり「最近世間では、こういう意見を持つ人がいますが、あなたはどう思いますか?」と聞かれるのです。
以下のポイントを参考に、はっきりと答えましょう。

ポイント① まずはI agree.またはI disagree.

面接委員が読んだ他の人の意見に対し、まずは以下のように答えましょう。

その意見に賛成するとき:I agree.
その意見に賛成しないとき:I disagree.

ポイント② 「理由を2つ」または「理由+具体例」

I agree./I disagree.と答えた後は、2文程度答えられれば大丈夫です。
理由が2つ浮かんだら、それを言っておしまいです。
しかし1つしか浮かばないことも多いようです。その場合は以下のように理由を補う具体例を入れましょう。

質問例:
Some people say that we should limit the number of tourists who visit famous places of natural beauty.
What do you think about that?

解答例:
I agree. Tourists can cause damage to the environment. For example, they often leave garbage behind.

 

質問4

質問4は、「問題カード」と関係のない質問です。
質問3と同じく、最近の風潮などを紹介した後で以下のように聞かれます。

Do you think —?
(—だと思いますか?)

これに対してまずは、Yes.またはNo.と答えてください。
その後面接委員が以下のように言います。

Why? / Why not?
または
Please explain.

ここから2文程度で意見を述べます。
ポイントは、質問3のポイント②と同じです。
自分の意見を話す場合は、以下のフレーズも便利です。

★ We should —.
「私たちは—すべきです」と、しっかりした意見になります。

★ It is important for us to  —.
「私達が—することは重要です」と理由を明確にいう時に便利です。

 

面接委員の言ったことが聞き取れなかった場合は、迷わず聞き直しましょう。

ただし、なるべく質問された後すぐになるべく一回のみ聞き直すのがベストです。

色々な聞き直し方がありますが、シンプルで覚えやすい表現をご紹介します。

  • Pardon?
  • Pardon me?
  • Excuse me?
  • Sorry?

これでばっちりですね。

落ち着いて挑んでください!

さらに詳しい勉強法についてはご相談ください。

 

 

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