中学生は塾に行くべき?必要な6つのケース&メリット・デメリット

中学生が塾に行くべきか、お悩みではないでしょうか。

塾に行って学力をあげることで、進路の選択肢を増やせるメリットがあります。一方で、費用もかかるため、塾に行った方が良いかどうかは家庭の事情によっても変わってくるでしょう。

この記事では、中学生が塾に行った方がいいケースやメリット、デメリットなどを紹介します。

*目次

塾に通っている中学生の割合はどのくらい?

中学生は塾に行くべきか?判断のポイント

こんな場合は通塾がおすすめ!中学生が塾に通う目的6つ
  1:高校受験の対策をしたい
  2:学校の内申点対策をしたい
  3:中学校の授業をよく理解したい
  4:苦手科目を克服したい
  5:勉強の習慣やコツを身につけたい
  6:勉強のモチベーションを上げたい

中学生が塾に通うメリット
  受験情報や志望校の情報を教えてもらえる
  効果的な勉強方法や学習計画を教えてもらえる
  一人ひとりに合ったカリキュラムで効率的に勉強できる
  わからないことがあれば質問して解決できる
  学校の内申点対策ができる
  勉強する習慣が身につく
  学習のモチベーションが高まる
  進路について相談できる
  不登校でも通うことができる

中学生が塾に通うデメリット
  費用がかかる
  友達と遊ぶ場所になってしまうことがある
  「勉強したつもり」になってしまうことがある

中学生はいつから塾に通うべき?

まとめ 

 

塾に通っている中学生の割合はどのくらい?

文部科学省が2021年度に行った「子供の学習費調査」によると、中学生の子どもがいる家庭で塾費用として支出している費用が0円の家庭は、公立で29.6%、私立で46.1%でした。

つまり、公立では70.4%、私立では53.9%の家庭で塾に通っていることになります。

学年別にみると、中学1年生よりも中学2年生、中学2年生よりも中学3年生の方が塾に通う割合は高くなっています。学年があがるほど通塾割合が増える理由は、受験対策をはじめ、勉強の難易度が難しくなって勉強についていくことができなくなった場合や、成績をあげることが目的のケースもあります。

 

中学生は塾に行くべきか?判断のポイント

行きたい高校が決まって現在の学力で受験が問題ないなら、無理して塾に行く必要はないでしょう。しかし、行きたい高校が決まっていない場合や、今の学力では合格が難しい高校に行きたい場合などは、塾に行って選択肢を増やすことをおすすめします。

塾に行くかどうかは、目的やメリット、デメリットなどを総合的に判断して決めることが大切です。

 

こんな場合は通塾がおすすめ!中学生が塾に通う目的6つ

塾に通っている中学生が多いのはなぜでしょうか。ここでは、中学生が塾に通う目的を紹介します。

1:高校受験の対策をしたい

高校受験の対策をするために、塾に通う中学生は多くいます。

塾は独自の高校受験対策のカリキュラムや、受験に関する情報を持っていることが多く、ポイントを絞った受験対策が可能です。地元の塾であれば、これまでに多くの合格実績やノウハウを持っているため、学校とは違った受験対策やサポートが受けられます。

2:学校の内申点対策をしたい

学校の内申点は受験における基準の一つとなるため、内申点対策として塾に通う中学生も多くいます。

内申点は定期テストの結果が直結するため、定期テストでどれだけいい点が取れるかどうかが重要です。塾では定期テスト対策も行っており、苦手教科に重点を置いた学習も可能です。

3:中学校の授業をよく理解したい

中学校の授業についていけないという理由から、塾に通う中学生もいます。

定期テストも高校の入試問題も、中学校のあらゆるテストのベースとなっているものは学校の授業です。授業の内容が理解できていないとテストで良い結果を残すことは難しいため、学校の授業を正しく理解するために塾を利用するケースもあります。

4:苦手科目を克服したい

高校受験では苦手科目が足を引っ張ることも多いため、早いうちから苦手科目を克服するために塾に通う中学生もいます。

苦手な科目は自主学習しても、理解ができないケースは多いです。苦手になった科目を重点的に解説してもらいながら克服したい場合は、塾に通うことをおすすめします。

5:勉強の習慣やコツを身につけたい

塾に通う理由として、勉強する習慣やコツを身につけることが目的のケースもあります。

家で勉強しても成績が伸びない場合、勉強方法が間違っていたり、効率の悪い勉強をおこなっている可能性が高いです。このような場合は、塾に通うことをおすすめします。

6:勉強のモチベーションを上げたい

定期テストや受験対策のやる気が出ない場合は、モチベーションを高めることを目的に、塾に通うことを検討してみてもよいでしょう。

塾に通うことで勉強のスケジュールを立てることができて、さらに場所が変わることによって勉強モードに切り替えやすくなります。講師と相談しながら目標を立てることで、勉強に対して前向きな気持ちを持ちやすくなるでしょう。

 

中学生が塾に通うメリット

中学生が塾に通うことには、さまざまなメリットがあります。ここでは、中学生が塾に通うメリットを紹介します。

受験情報や志望校の情報を教えてもらえる

中学生が塾に通うメリットは、受験情報や志望校の情報を教えてもらえるため、効果的な受験対策ができることです。

最近の受験傾向を知ることで、どこを重点的に勉強したらいいか把握できます。重要度の高い科目については、集中的に対策を行うことも可能です。また、志望校が決まっていない場合は、受験情報から行きたい高校を決めることもできます。

特に地元の塾だと学校が把握していないような受験情報を持っていることもあるため、受験を有利に進めていきたい場合は塾に通うことをおすすめします。

効果的な勉強方法や学習計画を教えてもらえる

塾に通うことで効果的な勉強方法や学習計画を教えてもらうことができるため、自主勉強のときにも役立ちます。

家にいても勉強しない中学生は、「そもそもどうやって勉強をしたらいいのかわからない」と勉強のやり方がわかっていないケースも少なくありません。勉強方法や学習計画がわかれば、あとは計画に沿って勉強を進めることができます。

一人ひとりに合ったカリキュラムで効率的に勉強できる

個別のカリキュラムが組める個別指導塾の場合だと、一人ひとりに合ったカリキュラムを組んで効率的な勉強ができます。

個別指導塾は得意科目と苦手科目を洗い出し、その中から優先度の高い科目や勉強法の提案をするため学習内容にムダがありません。苦手科目の克服や得意科目などを学習することで、定期テストの得点アップにつながるでしょう。

また、学習を通して得意な科目がわかったら、得意科目が活かせる高校を探すこともできます。

わからないことがあれば質問して解決できる

塾に通うメリットは、わからないことがあれば講師にその都度質問して解決できることです。

特に個別指導塾であれば、いつでも質問できる環境にあるため、わからないことを後回しにしなくて済みます。大勢の人数が受けている授業だと先生に質問しにくいことや、空き時間に質問しても、限られた時間の中で十分な答えが返ってこないこともあります。

わからないことを放置すると苦手科目に変わる可能性もあるため、苦手科目を作らないという意味でも質問できる環境は大切です。

学校の内申点対策ができる

塾に通うメリットは、定期テストの点数アップを目指すことで、高校受験で重要となる内申点対策ができることです。

中学校の内申点は9教科の成績を5段階で評価し、その合計の点数によって決まります。オール5であれば45点になるわけですが、通信簿は定期テストの結果が大きく影響します。内申点が良くなると行ける高校の選択肢が増え、志望校に入学するハードルも下がります。

勉強する習慣が身につく

塾に通うメリットは、勉強する時間を作ることによって勉強習慣が身につくことです。

また、塾によっては宿題を出したり、その管理について個人に合ったスケジュールを提供するなどのサポートを行っているところもあります。家庭でも勉強する習慣が身につくと、テストが近くなったときにも自主的に勉強するようになるでしょう。

学習のモチベーションが高まる

塾に通って具体的な目標を立てることで、学習のモチベーションを高めながら勉強に取り組むことができます。

一人で勉強していると、何を目標にしたらいいのかわからず、モチベーションを保つことができずに、ゲームやスマホに手が伸びてしまうこともあります。目標を作って勉強をする意欲を高めたい中学生にとって、塾に通うメリットは大きいといえるでしょう。

進路について相談できる

塾によっては、進路相談に対応しているところもあります。学校とは違った目線で得意・不得意な科目などを分析し、目指すべき高校や向いている高校などを提案してもらえます。

また、志望校が決まっている場合は、受験日から逆算して最適な学習プランを紹介してもらうことも可能です。個別指導塾のように講師との距離が近い塾に関しては、生徒の性格もある程度わかるため、高校の校風に合うか合わないかというレベルでの進路相談もできます。

不登校でも通うことができる

不登校で学校に通えていない場合でも、塾に通うことはできます。

塾に通うことで授業が受けられないことによる学力低下のカバーができて、義務教育として身につけるべき勉強もできます。基礎知識があれば、復学して進学したくなったときも一から学習し直す必要がありません。

また、塾で学ぶうちに不登校が解消されて復学できるようなケースもあります。

 

中学生が塾に通うデメリット

ここでは、中学生が塾に通うデメリットを紹介します。

費用がかかる

塾に通うためには、授業料をはじめ、入会金や教材費、夏期講習や受験対策などにも費用がかかります。中学生が塾に通うとなると、家計に負担がかかることは避けられません。

しかし、塾に通って学ぶことで、受験に有利になったり、得た知識が一生の財産になるメリットもあります。また、塾に行ったことがきっかけでワンランク上の高校を目指すことができれば、その後の進路や就職など、人生に大きな影響を与えることになるでしょう。

友達と遊ぶ場所になってしまうことがある

塾は同じ学校の友達も多く利用するため、友達と遊ぶ場所になってしまう場合があります。

友達と遊ぶことに熱中して講師の話を聞かず、学力がまったく向上しないのであれば、お金をかけて塾に通わせる意味はないでしょう。友達と遊ぶ場所になってしまわないためには、知り合いが少ない遠方の塾や個別指導塾をおすすめします。

「勉強したつもり」になってしまうことがある

塾に通って学校以外に勉強の時間を確保することで、勉強したつもりになって予習や復習などの自主学習を怠るようなケースもあります。

塾に通ってからといって、必ず成績が良くなるわけではありません。塾でしっかり話しを聞いて学習し、家でも予習や復習を繰り返すことが大切です。勉強したつもりにならないためにも、「数学の応用が解けるようになる」、「英語のリスニングを完璧にする」など、目先の目標を立てて学習することをおすすめします。

 

中学生はいつから塾に通うべき?

難関校を志望している場合や、内申点をできるだけ高くしたい場合などは、中学校に入ってからできるだけ早いタイミングで塾に通うことをおすすめします。特に内申点については、中学1年生、中学2年生、中学3年生の内申点の合計が入試に反映されるケースもあるため注意が必要です。

一方、志望校が決まっていて学力も十分な場合であれば、塾に通うタイミングは遅くても問題ありません。この場合であれば、中学3年生になって受験対策のために塾に通い始めてもよいでしょう。

しかし、学校の定期テストは学校の先生が作るため内容に偏りがあり、学校の成績が良くても実力テストや模試の結果が悪いケースもあります。このような場合は、学力アップのために、塾に通って対策をした方がよいでしょう。

 

まとめ

中学生が塾に行くことによって、高校受験の対策や学力アップにつながるメリットがあります。塾に通って得た知識は、今後の進学や就職にも役立ちます。

しかし、塾に通うだけでは勉強したつもりになることや友達との遊びの場になり、学力が身につかない場合もあるため注意が必要です。塾に通う目的を明確にしたうえで、最適な学習計画やカリキュラムを組める塾を選びましょう。

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監修:河原紀夫
ベストワン藤沢校学校長

横浜生まれ、鳥取育ち。
東京外国語大学外国語学部(現国際社会学部)中退、青山学院大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科中退。
大学生時代に塾講師として教壇に立ち、そのまま塾業界へ。塾業界28年。
「先生、できた!」「先生、ここが分からないんですけど」が大好物。
3歳から慣れ親しんだ自然も、田舎暮らしの中で憧れた都会の喧騒もどちらも好み、そのどちらも共有できる神奈川県藤沢市に在住。
都会と田舎を行き来するドライブと読書が趣味。養老孟司と大森正蔵とマーク・トゥエイン、J・D・サリンジャーを愛読。

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