勉強の仕方がわからない中学生必見!高校受験に向けての勉強方法とは

 

高校受験に向けた勉強の仕方がわからない、という人は多いでしょう。
範囲は膨大で、限られた時間の中で確実に成功を収めなければならないからです。
受験の成功には、計画性・自己管理・意欲・適切な資源の利用などが不可欠です。
こちらでは、効率的に勉強するポイントや教科ごとの勉強方法、やる気をあげるためのポイントなどを解説します。

*目次

 

効率良く勉強するポイント

受験において効率的な勉強は重要な要素です。
時間は有限であり、少ない時間をどれだけ有効に活用できるかが合格できるか否かの分かれ道となります。
効率を重視した勉強をするには、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
こちらでは、高校受験に向けてより効率良く勉強するポイントについて解説します。

苦手に絞って取り組む

苦手科目に焦点を当てた効率的な勉強は、受験で良い結果を得るための鍵となります。
自分の苦手な個所と向き合い対峙するのは、辛く苦しいものです。
しかし、計画的なアプローチと継続的な努力を通じて、結果的に合格への近道となります。
こちらでは、苦手に絞って勉強に取り組む方法について解説します。

模試やテストで苦手教科を知る

模試やテストは、自分の苦手教科を知るためには必要不可欠です。
定期的な模試の受験により、実際の試験と同様の状況で自分の知識やスキルをテストする機会を得られます。
結果が返ってきたら分析して、苦手な科目やトピックを特定しましょう。
苦手な科目を優先順位付けし、最も改善が必要なものから着手するのが大切です。
特に受験に必要な科目や、志望校の入試に関連する科目に重点を置きましょう。

間違えた問題に印をつける

間違えた問題に印をつけるのは、学習効率を向上させるために有効な方法の1つです。
マーカーで印をつける、シールを貼る、特定のシンボルを書くなどやり方は人それぞれであるため自分に合った方法を選びましょう。
間違えた問題に印をつけることで、自分の誤答の傾向やパターンを把握しやすくなり、同じミスを防げます。
また、印をつける行為によってそのトピックや概念が自分にとって重要であると再認識でき、印象に残りやすくなります。
これにより、重要な部分に焦点を当てて深く理解する手助けになるのです。
印をつけた問題は、後で復習する際に簡単に見つけられます。
定期的な復習は、知識の定着に役立つため、間違えた問題を繰り返し解きましょう。
間違える度に印を増やしていくと、印の数が多さで苦手度合いが一目瞭然になるためお勧めです。

分からない単語や漢字には付箋を付ける

問題集や教科書を読んでいて、分からない単語や漢字を見つけた際には付箋をつけるようにしましょう。
付箋を使うと、分からない単語や漢字がテキスト内で目立つようになり、学習時に注意を向けやすくなります。
単に読み流すのではなく、単語や漢字を調べて付箋に意味や読み方を書き込むことで、積極的に知識を積み重ねられるでしょう。
後で簡単に見つけて復習でき、長期的な記憶に役立ちます。
例えば、漢字の意味を書くだけでなく読み方や例文も書き込むことで、より包括的な学習が可能です。

教科ごとに勉強の仕方をかえる

教科ごとに勉強の仕方をかえるのは、より効率的な学習に繋がります。
科目ごとに異なる性質があり、有効な勉強方法があるからです。
例えば数学は論理的思考、文学や歴史は読解力と記憶力が求められるように、一口に勉強といっても必要な能力の種類が違います。
こちらでは、各科目の性質や有効なアプローチ方法について見ていきましょう。

英語

英語はまず、単語を覚えるのが先決です。
知っている単語を増やさないことには解けるものも解けません。
単語帳1冊をスキマ時間に完璧に覚えるようにしましょう。
同時に、文法ルールと構文をしっかり習得し、文の構造を理解します。
リスニング対策としては、とにかく英語の文章を聞くのが効果的です。
机に向かう勉強に飽き飽きした際は、英語を聞きながら身体を動かすのが良いでしょう。

国語

国語において読解力は非常に重要です。
多読や文章の要約、文章構造の理解を通じて読解力を高めます。
模試やテストで間違えた問題は丸付けをするだけでなく、解説を読み込んだうえで、なぜ自分が間違えたのかを分析するのが大切です。
文の構成力や表現力を向上させるためには、作文の練習も忘れてはいけません。
できる限り先生や友だちなど、第三者に読んでもらってフィードバックをもらうのが重要です。
また、漢字の問題は出題される可能性が高いため、普段からわからない漢字はそのままにせず調べる癖をつけましょう。

数学

数学は基本的な公式の理解が必要です。
必要な基礎知識をしっかり確立したうえで問題演習に取り組みます。
公式を理解して暗記が済んだら、問題解決能力を高めるために、多くの練習問題を解く必要があります。
分野ごとに自分の苦手を把握し、反復練習をするようにしましょう。

理科・社会

高校受験において、理科と社会は暗記が基本です。
分野ごとに区切って1つひとつ理解しながら覚えていくと、確実に点数は伸びていきます。
特に歴史や理科の実験手順などは、漠然と記憶するのではなく、流れに沿って確認しながら頭に入れていくのが大切です。
経済・政治・生理現象・生物などの分野は、普段から興味を持つことでより身近に感じられ、頭に定着しやすくなります。

参考書は1冊に絞る

参考書は似たようなものを複数買うよりも1冊に絞って何度も解き直しましょう。
絞った1冊に集中して完璧にすることで自信が生まれ、より確実な苦手克服が可能になります。
不安になって何冊も参考書を買い漁り、どれも中途半端なまま受験の日を迎えるのは受験生の陥りがちな落とし穴です。
自分に合った参考書を見つけたら、むやみに他に手を広げず、覚えてしまうまで何度も解きましょう。

 

勉強のやる気をあげるためには

1日に何時間も勉強しなければならない受験生にとって、もっとも難しいのは勉強のやる気をあげることです。
モチベーションをあげて、それを維持し続けるにはどうしたら良いのでしょうか。
こちらでは勉強のやる気をあげる方法について解説します。

志望校を決める

志望校を具体的に定めると、目標が明確になりモチベーションが向上します。
勉強の方向性がはっきりし、やる気を高める助けになるでしょう。
志望校の見学などに行って学校に通っている自分を具体的に想像し、熱量を持って勉強に取り組めます。
こちらでは、どのような点を意識して志望校を決めるのが良いかを見ていきましょう。

体育祭・文化祭の雰囲気

志望校の候補を絞ったら、いくつかの学校行事に足を運んでみるのも1つの方法です。
パンフレットには載っていない、生の雰囲気を実際に感じることで、より具体的に高校生活を想像できます。
特に体育祭や文化祭は学校生活の楽しさと交流の場です。
楽しい雰囲気や充実感が、学業へのモチベーションや友達とのつながりを高めます。
学校ごとに通っている生徒や先生の雰囲気が異なるため、自分と合っているのかを確かめる絶好の機会でしょう。

入りたい部活動

部活動は学業以外の重要な要素であり、趣味や特技を発展させる場です。
自分の興味や才能に合った部活動がある学校を選ぶことで、充実感ややる気を高められます。
特に運動部などは、大会での入賞成績や強豪校か否かで部活動の雰囲気は大きく異なるでしょう。
事前に確認し、下調べをするのが大切です。

通いやすさ

志望校を選ぶうえで、通いやすさは重要な要素です。
毎日の学校への通学時間や交通手段は、日々のストレスや学業への集中度に影響を与えます。
通学が便利であれば、学業や部活動に余裕を持てるでしょう。
通学距離やアクセスを考慮し、通いやすい学校を選びましょう。

成長記録をつける

勉強のモチベーションが下がった時のために、受験勉強を始めた時からの成長記録をつけておくのはお勧めです。
模試の結果や勉強時間、テストの点数など、数字として記録を付けておきましょう。
スピードや伸びるタイミングには個人差がありますが、勉強は続けていれば必ず結果がでるものです。
成長記録をつけて可視化すると、「自分の努力には意味があった」という自信になります。
同時に、これからの頑張りでさらに成長できる希望も持てるでしょう。
点数でなくても、集中できた時間や解くスピードなどの数値でも効果的です。

友だちと高め合う

友だちと一緒に勉強し高め合うことは有益であり、受験勉強において重要な要素です。
勉強仲間を持つのは多くの利点があります。
互いに競争心や刺激を受け、勉強へのモチベーション向上に繋がるのもその1つです。
仲間が頑張っている姿を見ると、自分も努力を続ける動機づけになります。
また、誰かと一緒に学習すると、分からない点や難しい概念について質問し合えるでしょう。
お互いに説明し合うと、理解が深まり自分の知識も強化されます。
勉強仲間と一緒に学習計画を立て、目標設定を共有できるのも利点です。
計画を共有し、互いに進捗をチェックし合って、1人では停滞しがちな学習計画を前に進めましょう。
受験勉強に関する目標やリソースを友達と共有すれば、有益な情報を得る機会も増えます。

 

受験生が陥りやすいNG行動

受験生には、必死になればなるほど陥りやすいNG行動があります。
「とりあえず勉強をしなくては」「結果を早く出さなければ」という思いが裏目に出て、むしろ逆効果になってしまうケースが多いのは事実です。
こちらでは、多くの受験生がやってしまうNG行動をまとめていきます。

周りに流される

結果を追い求めれば、周りと比べてしまうのは自然なことです。
しかし、受験生として重要なのは「自分と闘うこと」であると念頭に置いておきましょう。
周りの友人や環境に合わせて行動すると、自分の本来の目標やルーティンがずれてしまい、結果的に勉強の方向性を失わせるケースがあります。
ライバルたちに刺激を受けるのも時には必要ですが、あまり周りを気にしすぎず、信念をもって目標に向かって努力し続けるのが大切です。

睡眠時間を削りすぎる

受験生が睡眠時間を削るのは、かえって学習効率を下げる可能性があります。
十分な睡眠は身体と脳の健康にとって極めて重要であり、睡眠不足は学業に悪影響を及ぼすからです。
睡眠不足は認知能力に影響を及ぼし、記憶力や集中力を低下させます。
また、感情の安定性に影響が出て、ストレスやイライラを増加させるでしょう。
適切な睡眠が取れないと、免疫力が低下し、体調不良や疾患のリスクが大きくなります。
体調を崩すと勉強計画に遅れが生じ、より睡眠時間を削らなくてはならない悪循環に陥ります。
受験勉強においては、適切なバランスの睡眠を確保することが非常に重要です。
十分な休息をとりながら、計画的な勉強スケジュールを守ることで、学習の成果を最大限に引き出せます。

息抜きをしない

適切な息抜きを怠ることは、ストレスや疲労の蓄積、モチベーションの低下などを引き起こします。
息抜きは、身体と脳をリフレッシュさせ、集中力や学習効果の向上に効果があるからです。
蓄積したストレスを解消せずにいると、身体的な健康や精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
不健康な食事や運動不足が身体に悪影響を及ぼし、免疫力の低下や体調不良を引き起こすでしょう。
自分に合った息抜きの方法を探して実行することで、より効率的な学習をするべきです。

ノートをまとめて「やった気」になる

ノートをまとめる行為は、多くの文字を書くため達成感が得られやすく、簡単に「勉強をやった気」になれます。
しかし、ノートをきれいにまとめる行為自体に集中しすぎて、本来の目的である内容の理解を置いてきぼりにしてしまう恐れがあります。
ノートは見直しや復習に役立てるものであり、必要以上にきれいに書くのは無駄な作業です。
ノートをまとめただけで満足せず、学習する意識を持って勉強に取り組みましょう。

 

まとめ

高校受験の勉強は、将来への第一歩を踏み出す重要なステップです。
効果的な勉強方法を身につけ、自信を持って試験に臨めば結果はついてきます。
私たちは1人ひとりの生徒に合った勉強のやり方を提案し、一緒に取り組むことが可能です。
無料体験授業も受け付けていますので、お気軽に電話・メールでお問い合せください。

 

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監修:河原紀夫
ECCベストワン藤沢校 学校長

横浜生まれ、鳥取育ち。
東京外国語大学外国語学部(現国際社会学部)中退、青山学院大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科中退。
大学生時代に塾講師として教壇に立ち、そのまま塾業界へ。塾業界28年。
「先生、できた!」「先生、ここが分からないんですけど」が大好物。
3歳から慣れ親しんだ自然も、田舎暮らしの中で憧れた都会の喧騒もどちらも好み、そのどちらも共有できる神奈川県藤沢市に在住。
都会と田舎を行き来するドライブと読書が趣味。養老孟司と大森正蔵とマーク・トゥエイン、J・D・サリンジャーを愛読。

 

 

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