中高一貫校生の受験は英語・英検がカギ!いつから学習を始める?

中高一貫校生の受験は英語・英検がカギ! いつから学習を始める?

2020年度から導入を予定していた、「大学入試英語成績提供システム」の導入を見送る、と発表がありました。「大学入試英語成績提供システム」は、英語認定試験を活用するシステムです。しかし見送られたからといって、英語資格は重要であり、「英語外部検定利用入試」を実施する大学は、前年より増加しています。 これらの制度は、受験生にとってもメリットのある入試方法です。英語の勉強、および資格試験がより必須とされる時代となりつつある証拠ともいえるでしょう。今回の記事では、中高一貫校の英語教育に注目して、受験における英検の重要性についてお伝えします。

1.中高一貫校が英語教育に力を入れる箇所は?

日本生涯学習総合研究所が調査した、「中高一貫校の英語教育の現状」(http://www.shogai-soken.or.jp/htmltop/toppage.files/syou2009.pdf)によると、中高一貫校が英語教育においてもっとも力を入れている点は、「会話を中心とする実用的な英語コミュニケーション能力」です。次いで「大学受験に必要な英語力」となっています。 これまで実用的な英語を身につける時には、英会話スクールや家庭教師から習い、会得する方がほとんどでした。しかし昨今は国際的化が進み、学校教育でも実用的な英語を身につけようと奮起しています。 その傾向は、同調査の英語授業の特色において、「ネイティブスピーカーによる授業」、「海外での語学体験研修の実施」に力を入れている割合が多いことからもうかがえます。おもに、英語自体に興味をもってもらえるような授業に取り組んでいるようです。そして、英検などの英語の資格・検定試験を取り入れることも興味につながるとして、利用や導入する学校も多くみられます。

2.英検を取得する大きな理由

大学入試英語成績提供システムの導入は見送られ、さらに2021年度国立大入試でも、英語の資格・検定試験の活用が、一般選抜では約2割と公表されました。 これらの事例により、資格はあまり必要がないと考える方もおられます。しかし私立大学における英語外部検定利用入試の運用や、「読む・聞く・話す・書く」の4技能を重視する試験は、さらに進む傾向にあるでしょう。「読む・聞く・話す・書く」の4技能は、英検においてすでに構成されているため、学校が英検導入を取り組む一因とも考えられます。

3.受験期における目標の級は?

中高一貫校が目標とする級は、中学・高校問わず、2級を目的にする学校が多くあります。それは2級の難易度が大学入試レベルであり、履歴書でも評価されるレベルにあたるからです。同様に準2級も大学入試レベルとされていますが、2級と準2級のあいだには、難易度における大きな差があります。 2級では単語の増加や覚えにくい単語が頻出され、リスニングが2回から1回になり、より集中力が必要です。そのため、ほとんどの学校がレベルの高い2級取得を目指して、指導をしていきます。

4.何年生から英検を受験すべき?

自分のレベルに合わせて受験できる英検は、学生からも人気の検定です。すでに中高一貫校生たちの大多数が、英検資格を所持しています。また、学年が上がるごとに所持者が増加傾向になっています。前述したように、学校が力を入れていることもありますが、生徒たちも受験を意識しはじめているからです。 英検は定期的に実施されており、受験がしやすいことも資格所持者が多い理由のひとつでしょう。ただ忙しい時期になると取得の意欲が下がっていき、学生たちの時間の使い方によって、学力の差が広がっていきます。 そのため、余裕のある小学生から英検の受験をはじめるのがよいでしょう。小学生で3級程度の英検を取得しておくことで、英語が得点源になります。そのぶん苦手科目に割ける時間が確保できれば、勉強自体もとても楽になるはずです。 2020年4月から小学校での英語必修化にともなって、すでに一部の入試では英語科目の導入が決まり、実際に出題する学校も出てきました。さらにリスニングやスピーキングの問題もあるので、小学生のあいだに英検を取得することは、中高一貫校の入試にも、入学後の英語学習もスムーズに進むことでしょう。

5.英検の試験勉強をする期間は何日前から?

中高一貫校生の英検の勉強をはじめる時期は、1ヶ月前から2週間前が多くを占めています。級にもよりますが、2級・準2級はよほどの対策を行わないかぎり、2週間程度ではかなり厳しいでしょう。1ヶ月前はちょうどよい期間であり、逆にいえば最低でも1ヶ月前からはじめないと合格は難しいとされます。 中高一貫校では中学3年次に受験がないため、勉強が失速してしまいがちです。そのあとの高校では勉強が急激に難しくなり、英検対策に使う時間が大幅に減少することで、より意欲を失ってしまいます。そのため、英検を受験する時は、スケジュールを管理して、勉強期間を確保しておくことが大切です。

6.まとめ

まとめ

今後とも英語を重視する授業や、試験は増えていくのは明確です。受験までの期間が長いとなかなか意識しづらいと思いますが、英検などの資格を取得していくことで、苦手意識をなくし、のちの受験への負担を減らしましょう。 「ECCベストワン 藤沢校」は、個別指導学習塾であり、英語の学力上昇や英検合格のサポートを手厚く行っております。「英語を得意教科にしたい」「英検を取りたい」と思うお子さんがいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。

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